● 粒状の穀物をよく噛んで食べる
玄米 > 白米 > 米粉
これは何を意味する式かわかりますか?
「米」について「食べ物」として人に与える「力の程」を私なりに式にしたものです。
我流の式になりますが、マクロビを教えてくれる恩師の方々が教えてくださった言葉をもとに、わかりやすく表現したものでもあります。
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玄米は米のモミを取り、食べられるようにしたもの。
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白米は、玄米から更に糠(ぬか)および胚芽(はいが)を取りのぞいたもの。
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米粉は、それを更に粉状にしたものです。
食材は人間の手を加えることで、雑味を取りのぞきより食べやすい形に変化させてきたので、食べやすさからすると、米粉 > 白米 > 玄米 という式になります。
消化の度合いも食べやすさと同じで、粉状にした米粉でつくられた食品が一番早く消化できてしまうため、すぐお腹が空いてしまう原因にもなります。
ところで、日本人の腸が、他国の人の腸より、長めにできていることをご存じですか?
これは、日本がもともと農耕民族で、「穀物を多く食べてきた」という食生活から引き継いだ身体の特徴でもあります。
なかなか消化されない粒状の穀物を体内で消化できるように、わざわざ腸を長く進化させてきたのですから、これを短くするには、相当な年月が必要なのだということもおわかりでしょう。
長い腸は逆に、消化しやすく腐りやすい食品に適していないとも言えるのではないでしょうか。私の勝手な見解ですが、現代女性に増えている「大腸がん」は、この腸の特徴と腐りやすい食品の摂取が大きく関わっているのではないかと思うのです。
つい食べ過ぎてしまう、暴飲暴食に走ってしまう、そういう方は、粒状の穀物を食べる頻度を多くすることをおすすめします。
「粒状の穀物をよく噛んで食べる」
ご先祖様からいただいた身体によると、どうやらこれが、日本人として生まれてきた私たちに一番適した食事のようです。
少なくとも、まだ歯が丈夫で噛むことができるという場合は、このような食事を心がけるようにしたいものですね。
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