喉のケアにはレンコンを

レンコンの穴は、気管支に似ている?

レンコンは、秋から冬にかけて旬なお野菜です。


ご存じのとおり、レンコンは穴が沢山開いていて面白い形をしていますが、不思議なことに、酸素を吸い込み、二酸化炭素を排出している植物なのだそうです。


形こそ異なりますが、まるで人間みたいな植物ですね。


さて、レンコンがちょうど旬な昨今、季節の変わり目ということもあり、マスクをしている人や咳き込んでいる人を見かけるようになりました。


そうです。いよいよ、レンコンの出番です!


なぜ、レンコンなのかと言いますと、レンコンが、喉の痛みや咳を止める役割を持つからです。


市販の薬のように、強く早く効くというものではありませんが、ジンワリと優しく効いてきます。


左の写真は、レンコンと人参のすりおろしを使った、お醤油味の芋の子汁。今年から、我が家の秋の定番食に追加した一品です。


レンコンと言うと、一般的には、天ぷらやお肉を挟んで揚げたもの、煮物などに入っているイメージがありますが、マクロビ食で習った食べ方は、「すりおろす」といものでした。


そもそも、レンコンをすりおろすという概念がなかった私にとって、この調理法は衝撃的だったのを覚えています。


マクロビの「お手当」で習う「蓮根湯」は、自宅に常備しているものでできてしまう素敵な家薬でもあります。


また、薬膳的な観点では、


● 血流の停滞や血管の収縮、動脈硬化などが原因でできる瘀血を溶かす


● 下痢止め


● 血熱をさまし、体内の炎症を治めたり、止血により出血を治める


などの効果があります。


旬が過ぎた後も、喉の痛みを感じたら、「コーレン」というレンコンの粉も売られています。痰が絡む咳などの時などにどうぞ。


ところで、「レンコン」と言えば私の中では「茨城県」ですが、茨城県では、なんと、「レンコンサブレ」とやらを売っているようです。


マクロビ食としては、砂糖が入っているお菓子のため、大きな声では勧められませんが、茨城に出かけた際のお土産にでも買ってみるのも良いかもしれませんね。