痰(たん)のはなし

田舎の道にくらべて、都会では、人が多いせいか、道が汚いと感じることがあります。

 

きっとお気に入りの青いブーツの裏は、かなり汚れているのだろうなと思ってしまう昨今です。

 

「汚い」という感覚は、ゴミが散らかっているというのではなく、人から排出された物体が、「そのへんにあったなあ」ということを知っているから。

 

お食事中の方はごめんなさい。

今日は、その中でも「痰」のお話です。

 

そもそも物体を出すには理由がありまして、排出するものがなければ、田舎の道と同様にさほど汚れないと言えます。


人から排出されるものは、

いったい「何もの」だと思いますか?


駅のホームや道端には、

飲みすぎて吐き出した汚物が。

通勤路の歩道で、

痰を吐き捨てる男性の姿もよく見かけます。

 

そもそも痰は、

体内に入り込んだ異物を外に出そうとする

体の自然な働きによるものなのです。

 

人それぞれ、体質が異なるため、

何をどのくらい食べればという基準は異なりますが、

親から引き継いだ遺伝的なものの他に、

過去に食べて来たものの種類と量により

痰が生成されてしまうようです。

 

原因は様々あると思いますが、

肉や魚などの脂質を必要以上にとりすぎていることも主な原因の一つ。


車麩のカツ
車麩のカツ

肉や魚などに多く含まれている脂質を摂取しすぎ、どろどろした痰に代わり、口から排出されるのです。

 

それは一種のアレルギーのようなもので、

「吐き出す」というのは、

「もうそれは必要ないよ」というサインなのです。

 

 

先天的な原因の場合は、完治は難しいとしても、

生後の食の偏りによるものは、

 

意識一つで変えられます。

 

 

夫や父親が、喉をガラガラ言っているのに気づいたら、

 

今からでも遅くはありません!

 

 

お肉や魚を沢山摂取してきた分、

それに対する野菜やミネラル豊富な海藻を体内に取り込むことで、

解毒を促しましょう。

 

食べる量や種類に気を付けるだけで、

喉のガラガラが減ってくれるかもしれないのです。

 

もちろん先天的な原因の場合、

どうあがいても治らないことが多いので、

全てが該当するわけではありません。

 

まずは、

お肉に添えられている野菜

 

例えば、

鶏肉ならネギや玉葱、

豚肉なら生姜やキャベツ、

牛肉ならジャガイモやニンニク、

魚なら大根 などなど

 

を食べることで、

既に溜まってしまった余分な物質を

体外へ排出しましょう。

 

また、食卓に肉や魚の出る回数が多い場合も、

肉や魚の出す量や回数を減らして、

その分付け合せの野菜をいつもより多めに配分するなど、

ちょっとした工夫から、試してみることができます。

 

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お肉もどき「コーフー」をメニューに取り入れることから

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車麩は、厚さと弾力性のある歯ごたえが特徴的なお麩。

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