毎日の大事なお便り

自分の体が、元気なのか、弱っているのかをお知らせしてくれるもの、それが「便」です。


なんとなく汚いというイメージがあるため、話題にしないことが多いのですが、実のところ、自分や家族の健康状態をいち早くキャッチするための大事なお便りでもあるのです。


お子様をお持ちの方は、ぜひ、お子様が小さいうちから、お便りの正しい見方を教えてあげることをおすすめいたします。


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週末に、テレビで腸内細菌の話が出ていましたが、それによると便の1/3程は、腸に住んでいる細菌の死骸とのこと。


腸には沢山の細菌が、共存していて、それにより、人間が 生かされている という事を伝えておりました。


人間が地球上ではほんのちっぽけな「ありんこ」みたいなものなのと同じで、腸内細菌もまた人間の体の中ではちっぽけな存在で、正直、テレビで放映されるまでは、気にもしておりませんでした。


そして、この腸内細菌達に、自分の体がものすごく助けられているということを知りまして。

ことによると、細菌の種類や数により、人の体型や性格 なども左右されるとか。


共存することで両者生きることができるのは、人の生きる自然界でも、同じではないかと感じる昨今でもあります。

 

便の話に戻りますと、マクロビオティックで見る便は、色、重さ、形状、臭い などにより、それぞれ、体の陰陽状態を把握するための指標となります。


陽性になりすぎると、コロコロしたうさぎのそれのような形状になり、陰性になりすぎるとゆるい状態に。


また、身土不二でわかるように、その土地の環境で育ったものを食すことで、便の特徴も異なるようです。


パスタやパンなどの小麦粉を主食とする地域では、軽く 浮かぶ便 に。
お米を主食とする日本人は、重く 沈む便 になりがちだとか。


ちなみに、便器を洗い流さないといけなくなるような、くっつく便 は肉を食べた証拠に。


そして、その大事なお仕事を担う腸には(腸内細菌には)、食物繊維が嬉しいご褒美 です。


玄米 や、ごぼう や、海藻 など、マクロビ定番食材が、こういった面からも体に良いのだとつくづく感じられます。