Brown rice

愛子先生のレシピを使って調理された「煎り玄米」
愛子先生のレシピを使って調理された「煎り玄米」

玄米と聞くと、白米を食べられなかった時代の食べ物として、あまり美味しくないという理由から好んで食べない方も多いですね。


私は、玄米を食べること自体あまりしたことがなかったので、マクロビオティックを習ってから、ほぼ初めて玄米を食べ始めました。


食べ始めた頃の感想は、まずくはないけれど、そんなに美味しいものでもないな・・・というもの。


ですが、不思議なもので、食べ続けているとそれに慣れ、よく噛まなくても食べられてしまう白米が物足りなく感じるようになります。


玄米の選別で、もみ殻や質の悪い粒を除去します
玄米の選別で、もみ殻や質の悪い粒を除去します

最近、会社の同僚から喉の痛みからくる風邪をもらったのですが、さほど悪化することなく、引いていったのは、玄米を食べて体調を調整 しているからだろうなと。


買った玄米をいろいろ見てみると、スーパーなどで売られている、比較的大量生産されている玄米は、質を揃えるようにと厳しい目が光っているせいか、中の粒はそれなりに揃っていて、取り除くことがないほどに。


自然農法などで栽培された玄米を購入してみると、モミが一緒に入っていたり、欠けた粒や黒っぽく変色してしまった粒など、不揃いも多いようです。


マクロビオティックで最初に習うのはこの 玄米の選別方法 と、洗い方、炊き方です。未だに、うまく炊けない時も多く、スクールやお店で食べるようなモチモチした玄米にできず、模索中ですが、そろそろ体調にベストな炊き加減を身に着けたいと思う昨今です。


外食が多くなったり、加工食品をついつい食べ過ぎてしまった時でも、食事を「玄米」に戻す ことで、体調を整えるという手法を身に着けました。


また、玄米をご飯としてではなく、デザートやおやつとして食べる方法もあります。


病気になった人には、玄米クリームや小豆の入ったおかゆ「おめでとう」。

よく噛まない人に噛む癖をつけるための、玄米の焼きおにぎり。

夏場の暑い季節や異国の人をもてなすには、冷たくて甘い玄米プディング。

小腹がすいた時のための、煎り玄米。

生クリームもどきを作る際に豆乳に入れて固さを調整する、玄米のポンセン。

また、それらを使ったその先の料理も。


工夫次第でバリエーションが広がります!「美味しくない」と決めつけずに、試してみていただきたいものです。