最近の我が家の玄米フロー

最近は温かくなったので、玄米ご飯もふっくら柔らかめのものを食べたくなります。

よって土鍋で炊きたくなる季節。土鍋は、とろ火でコトコト長時間炊き込むため、火をかけたらその近くからあまり離れられず(^^)
なかなか忍耐のいる作業となります。
また、おこげが出来やすいのも土鍋の特徴。炊き上がった直後に鍋底の部分を表面へとグルッと返すことを「天地返し」と言うのはご存じの方も多いかと。その後、15分程度蒸らすことでふっくらさが更に増します。
土鍋で炊く場合は特に、時間がかかるため、どうしても少し多めにまとめて炊くことが多くなります。
生海苔と梅干をのせた、玄米の味噌おじや。我が家の定番おじや。
生海苔と梅干をのせた、玄米の味噌おじや。我が家の定番おじや。

そうなると、1度で食べきれないので、残ったご飯は、夜などの時間帯であれば、軽めの消化しやすい「おじや」がおすすめ。

写真は、玄米の味噌おじや。野菜のみじん切りを沢山入れてあります。その上に生のりと梅干を。
おそらく小さい頃テレビで観ていた「日本昔話」などに出てくる炉辺の鉄鍋にいつもあるお料理は、この手のおじやでだったのではないか?と思うのですが、どうでしょう(笑)

 

そして、おじやにした後、それが更に残ってしまったら、それに全粒粉(国産小麦の全粒粉)と地粉(国産小麦→中力粉が多い)を加えて、オーブンで焼き上げれば、マクロビオティックで言う「玄米おじやパン」のできあがり。

 

ポイントはおじやが冷たくなってから小麦を加えて調理する点。バタバタ忙しい時の朝ごはんにはもってこいの1品。

 

写真は、私、手が大きくて更にぶきっちょなので、玄米おじやパンを丸い形に整えられないことが多いため、思い切って鉄板一面に伸ばし、焼き上がりを切ってみました。これはこれで有ではないかと。

 

特に玄米おじやにした場合、沢山の野菜が入っていることと、おかゆになるまで煮込まないため、玄米の粒が残ることが多く、プラス大きめに刻んだ具材(椎茸や昆布などのだしがら含め)があることで丸める際にそれらが邪魔になるので、この形が作りやすいです。イメージとしては、名前どおりの「パン」というよりは、玄米おじやのチヂミ、お好み焼きのようなものに仕上がります。

 

また、昨今は温かくなったので、残ったご飯はなるべく冷蔵庫や冷凍庫にしまっておきます。冷蔵庫や冷凍庫に一度入った冷たい玄米ご飯は、再調理することで、あたためて使うとベスト。写真は、和風ライスコロッケ。

 

玉ねぎのみじん切りをひとつまみの塩とともに、甘味が出るまでしっかり炒めて、出しがら椎茸と昆布のみじん切りを加えてさらに炒め、少量の精進だしを加え、味噌を加えて味を整え、最後に冷たい玄米ご飯を。
今回は粉をころも以外に使いたくなかったので、炒めた具材をそのまま丸めて、地粉(国産小麦)をまぶして水溶き地粉にからめ、パン粉をつけてごま油で揚げました。たまねぎの水分と、少し加えた精進だしの水分で、それなりにまとまります。揚げ油は昨今、胡麻油オンリーで。
今回はお友達のお母さんの手造りお味噌をいただいたので、そのお味噌で和風に仕上げましたが、トマトとハーブ、塩を使って洋風に仕上げても美味しいと思います。
こんな感じで我が家の土鍋炊き玄米ご飯は、形と味を若干変えながら食べています(今回はお味噌をいただいたこともあり、味噌味になりましたね・・・)。
というのも、玄米自体が栄養満点な食材のため、実のところおかずはさほどいらないのです。台所に立つ主婦としては、手抜きに近いようにも見えますが、その方が食べすぎずに済むためかえって体に良いということも。もしも白米が主食の場合は、栄養が足りないため、その分おかずでカバーする必要があります。
玄米メニューのレパートリーが多ければ、飽きずに食べ続けることができますので、玄米食を試している方は、一度お試しくださいませ。