日本のBioトープとは?

マクロビオティックという造語の中にもビオ「Bio」という言葉が含まれていますが、Bioトープという言葉をご存じですか?

 

単語を検索すると「ドイツ語の造語で、動物や植物が共生できるように造成または復元された生息空間」と出てきます。野生生物が生息している空間のことを指しますが、日本のBioトープというとどんな場所を思い浮かべますか?

 

実は日本では、このBioトープとして大切な役割をはたしてきたものに「田んぼ」の存在が。田んぼは人間が作り出したお米を作るための人工的な場所でもありますが、それが実は、人間以外の小さな生物たちの生きる場所として成り立っているのです。

 

私は、田園風景の中で育ったので、トンボやヒル、イナゴやバッタ、カエルやタニシなど、言われてみればそんな生き物たちを小さいころからよく見ていたなと。

 

この人間が作り出したBioトープでもある田んぼで見つけられる生物の種類により、その土地の環境の健康具合がある程度わかるのです。これは、「Bioアナリスト」講座にて教わったものです。きれいな水や、土の中の菌が元気だと、生きていける生物の種類が増えるということに。

 

その生物の種類の中に、もちろん「カエル」も。

●いつもの車麩丼を

一度素揚げした車麩を、玉葱やネギなどをお醤油で煮込んだものと一緒に煮込みます。今回は、出し柄椎茸と、生姜汁ではなく千切りの生姜と、玉葱とネギの両方で作ってみました。御飯をしっかり食べたい時に比較的簡単で美味しい丼ぶりでして(笑)

完全粉からできている車麩は最初から薄茶色で、真っ白ではないのです。使っている車麩はこちら↓↓↓↓

たとえば、モリアオガエルが住んでいる場所はタガメゲンゴロウ)、アマガエルしか住んでいない場所より健康的な場所であるといった具合に、多種類の生物が生存できる環境は、非常に望ましい状態と言えるのです。


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マクロビオティックでも、根本的な考え方に、「身土不二」というものがありますが、これを守った場合、その土地の元気具合がそれらを食べる自分に影響するであろうことは、ちょっと考えただけでなんとなくお察しいただけるかと。

 

単に食物を生産するのではなく、土づくりから作物をこだわって作っている農家さんは、ある意味、古くから日本の農のBioトープを継承してくれているのだなということを改めて。

 

感謝しなくちゃですね。つくづく。