● 血糖値の上げ下げを担っているのは
既にご存じの方も多いと思いますが、血糖値の上下させる調整を担っている臓器は、膵臓。
オタマジャクシのような形をしていて色は黄色、正面から見ると、胃の裏側の見えない部分にあります。背中側にあるという位置で見ると、陽性寄りの臓器。
膵臓は、胃から小腸(十二指腸)に、食物が運ばれると、十二指腸の命令により、血糖を血液から細胞へ促す働きを持つホルモン「インシュリン」を十二指腸の乳頭(小さい口)から食物へ投入します。
また、血糖値が下がった場合に、血糖を上げるように、ホルモン「グルカゴン」を分泌、肝臓に血中糖度を上げるように支持するのも、膵臓の役目。
見えないところで大事な任務をこなしているのです。
現代の日本人の糖尿病のほとんどは、膵臓の働きがにぶりインシュリンの分泌が滞っていることによると言われています。
高血糖になると、口渇、多尿、またそれらによる合併症の白内障、腎症、神経障害、網膜症などの恐れが出てきます。手足の冷えや、足の指先が固くなったり、タコができるのは、過剰な脂肪の排泄ができないための症状とも。
お勧めの食材は、リンパ系を整える役割を持つ、皮つきハトムギや菊芋、南瓜の種や、粟(あわ)など。自律神経を整えて水分代謝を促すネギの根や、膵臓や腎臓に優しいキャベツ、マクロビオティックの定番食材の、にんじん、大根、玄米、たまねぎも。
皮ごと、または根の部分も食べた方が良いので、少し高くても、無農薬や有機のものをぜひ。
たとえ最初は、「美味しくない」と感じたとしても、陰陽極端な食事を避け、「油」を極力使わない調理方法で作られたものを常食としましょう。
● 次回預診カフェタイムは、6月24日(土)13:00~15:00
最近体調不良が続いている、シミやそばかすが気になる、吹き出物がよく出る、口内炎が・・・など。
赤坂の素敵大人カフェで、自分と向き合う時間を過ごしてみませんか?
前回、10日にご参加いただいた方からは、「楽しかった」とのご感想を頂いております(^_^)私自身も、とっても楽しい時を過ごさせていただきました。
日枝神社参拝や、TBS見学がてらでも、お気軽にお立ち寄りください。
● BrownRice Sandwich
地粉と白神酵母でつくられたいただき物のパンに、玄米と木綿豆腐のライスバーグを挟もう!と思ったのですが、繋ぎをあまり入れなかったため、固まらず(苦笑)結局単なる玄米ご飯サンドになってしまいましたが、それなりに美味しゅうございました(^人^)
ピクルスの代わりに、ズッキーニと菊芋の糠漬けを薄く切ったものも、パンに挟み、塩気をプラス。味のワンポイントにもなり、これもまた美味しく。
ちなみに、菊芋は、糖尿病予備軍の方向けの食材の1つ。その場合、塩気を多くしすぎると、喉が渇き余計な水分を欲することになるため、味付けには注意が必要です。
写真は、マクロビオティック定番の「葛」をリンゴジュースで練ったものを、成熟小梅を冷凍しておいたものにかけて、冷やした「氷梅葛ゼリー」。
ジャガイモのデンプンを使った、最近の「片栗粉」と異なり、「葛の根」を使って作った本葛は、陰性寄りの片栗粉に比べ、根の部分を使っている葛は陽性寄りの食材。
片栗粉よりは値段がかなり高いのですが、「食養」として使いたいタイミングで、値段を気にせず思いっきり使えるように、大袋に入ったものを買っておくと、心理的にもさくっと使えるのでお勧めです(笑)→最近は大袋があまり見られなくなったように思いますが・・・
体を冷やしすぎない材料なので、夏の暑い日など、体が疲れている時におすすめのデザート。
【となりの農家さんへ】
食べる人のことを考えたら、土づくりからこだわることに。農薬や化学肥料を使わずに、お米や野菜をこだわって作っている素敵農家さんと、つながってみませんか?
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