● 皮膚が弱い場合
「肘と膝と頭皮のかゆみが、気になるんです」
というお悩みを伺いまして。
「痒み」の原因は色々ありますが、皮膚の乾燥による痒みや、アレルギーのように、特定の食品の過剰摂取により、必要ない物質を皮膚から排泄する際に、痒みとしてあらわれることも。
そもそも東洋医学的に「皮膚」自体は、内臓に当てはめると、「肺」をあらわし、皮膚が弱い場合(日に当たると、すぐに赤らんで「焼けど」のような症状になる場合など)は、肺自体も弱い傾向にあると言われています。
その場合、肺と、それと対になっている大腸をこれ以上弱らせないために、深い「呼吸」を意識したり、大腸を活発にさせるために「腹筋」を意識したり、プラス、それらの臓器の機能をフォローしてくれる食材などでメニューを考えます。
● 肘と膝
マクロビオティックの望診という観点から診ると、皮膚の乾燥は、血液中の脂肪とコレステロールの過剰の現れと診ます。それらが溜まっている臓器に、「異常な緊張」を伴うと言われています。
私も、つい最近まで、「肘と膝」の部分がかさついて、茶色に変色していた事があります。
年齢によるものだろうと思い、時々、クリームを塗る対処で、放置していましたが、実はこれも、身体からのSOS。
肘と膝に関しては、腎臓・膀胱・脾臓からのサインが出る部位でも。特に脂肪(動物性食品に含まれる脂肪や、油を沢山使う揚げ物や炒め物)などの過剰摂取、その他にもタンパク質、アルコールや糖質などの摂取が多い場合に、茶色に変色し、かさつく傾向にあります。
お肉やお魚、揚げ物や炒め物、お酒と甘いものなどを好んで食べている場合は、これに該当するかと。(私も昔はこれらが大好きでした。現在は、動物性食品はだいぶ食べなくなりましたが、ストレスがたまると、ついお酒や甘いものに手が伸びることがあり、気をつけないと、同じ状況に戻る可能性も)
肘や膝が茶色に変色し、かさつき始めたら、消化器官が不調気味になり、腎臓・肝臓・大腸に異変が起こっている可能性が。
好きな食物だから、食べない期間を設けることがとても耐え難いこととは思いますが、自身の身体のためにも、それらの症状がおさまるまで、それらの食品の摂取を控えることをオススメします。食べるか、食べないかは、あなた次第・・・
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