肩こり

● 肩こりは血液の滞りから・・・

「肩こりと腰痛がひどくて・・・」若い女性から、そんなお話を伺いまして。

不自然な姿勢を長時間維持すること(例えば、スマホを長時間操作している、パソコンの前で座りっぱなしのデスクワークがお仕事など)で、肩がこる場合も多いのですが、敢えて、陰陽を含む、望診的な観点から捉えてみることに。

 

「こり」という症状は、血液の滞りに因ることが多く。血液を綺麗に浄化したり、血流を滞りないように戻すことで、「こり」自体もやがて薄れていくとも。そして、それぞれが過剰に摂取しすぎている食物により、「こりの部位」が若干異なります。

 

ちなみに、血液を浄化するのには、およそ10日間程度かかると言われています。細胞はおよそ3ヶ月。それらが綺麗になった状態で、ある程度保てるような、安定した状態にするには、約3年かかるとも。そう言われてみると、私も、完全ではないにしても、玄米菜食を始めて3年くらい経ってから、体調が安定してきたように思います。

 

何かしらの体調不良を改善するには、まず始めに、血液浄化の10日間、それが我慢できたら、次のステップとして3ヶ月間で、細胞を綺麗にするという順番が良さそうです。

● 肩こりの位置

肩こりでも、肩よりやや上の部分(耳の後ろの辺りから首にかけて)や、左側のこりは、陰陽の部位で診ると陰性寄りの肩こり。陰性寄りの食品の過剰が原因となっている可能性が高く。甘い物などの糖質や揚げ物などの脂質、ジュース等の飲料水で、最近よく摂取している食物にお心当たりは?

 

上に挙げた陰性寄りの食品の摂取を控えるとともに、陽性寄りの食材(梅干し、もち粟、昆布、ひじき、レンコン、ごぼう、自然薯、玄米など)を摂取することと、軽い運動やストレッチ等で、毎日、軽く汗をかくこともぜひ。

 

右肩や、肩から肩甲骨にかけてがこっている場合は、陰陽の部位で診ると陽性寄りの肩こり。陽性寄りの食品の過剰が原因となっている可能性が高く。肉や魚、それらの脂肪、乳製品の脂肪、塩気の多い(味の濃い)メニューの過剰に因るとも。お心当たりは?

 

この場合、大根やたまねぎなどの、脂肪の消化を促す食材をはじめとする野菜や穀物(人参、レンコン、ごぼう、南瓜、小松菜、春菊、ネギ、きゅうり、麦など)を摂取することと、陰性の肩こりと同様に、軽い運動やストレッチ等で、毎日、軽く汗をかくことも。

 

毎日軽く汗をかく方法として、ジムに通ったり、ヨガ教室に通ったり、お金と時間をかけることができれば、様々な方法があります。

 

私のおすすめは、「床の雑巾がけ」(笑)。ポイントは、膝を曲げずに、雑巾がけをすることで、膝を曲げてかけるよりはるかに汗をかける状態に。

 

今どきの「オシャレ」なやり方ではありませんが、マクロビの先生から教わった方法でもあり、生前、実家の祖母が早朝、毎日やっていたことでもあり。家の中を、毎日綺麗に保てることと、毎日軽く汗をかくこととして、気軽に且つ、お金をかけずに始められて、やろうと決意さえすればできるので、一石二鳥。

ちなみに、家の床は、その家に住んでいる家族の運気も左右するのだとか。家族ともども、心身ともに元気になるための秘訣としても、ぜひお試しを。

参考書籍

ベジタリアンでも、罪悪感なく食べられるスイーツとして

▼もちもちレンコンボールの作り方

▼玄米チョコアイスの作り方

● 「実のところ」コラム

実のところ、始めた当初は、身体が絶不調。舌苔も厚く。マクロビオティックの先生方が、オススメしてくれるメニューが、心底美味しいと思えなかった時期も。

 

コンビニで手軽に買える加工食品や、おおよそ自炊より味の刺激が大きい外食のしすぎで、自身の味覚自体が、本来のそれとかけ離れ、おかしくなっていたのかと。

 

現在、体調が芳しくないのは、もちろん外部要因もありますが、それまでの生活習慣(食習慣も含め)が、自分自身の心や体を酷使してきた結果。

 

もしも、それに気付けたら、気付いたことに後悔するのではなく、「食べたい」「やりたくない」自分に、少しの我慢と勇気で、本来の自分を取り戻して欲しいなあと、思う昨今でもあります。

 

気付けた時が、自分を変えるチャンスなのですから・・・

▼ベジチーズケーキの作り方