口角のはなし

● 唇の隅が気になる

・唇の隅に、ヘルペスができる

・唇の隅に、黄色い吹き出物ができる

そんなお話がありまして。

私なりに、望診の観点から、調べてみることに。

 

 は主に 消化器官 をあらわしますが、口角は、右 が 十二指腸左 が 膵臓 をあらわすと、言われています。

 

十二指腸っていったい?膵臓っていったい?と思った方のために、臓器について、確認しましょう。十二指腸も、膵臓も、脂質やタンパク質の分解に携わっている臓器です。

 

● 右口角と左口角

まず、右口角に調子の程が現れると言われている、十二指腸から。

十二指腸の場所は、小腸の最初の部分にあり、胃から流れてきた食物を最初に受け取る腸の部分。胃から届いた食物を察知し、ホルモンを分泌することで、胆のうと膵臓から、胆汁膵液の排出を促し、結果的にタンパク質炭水化物脂肪分解する働きを持ちます。

 

左口角にあらわれる膵臓の場所は、胃の後ろ側に隠れるように配置されていて、強力な消化液である膵液を作っている臓器。十二指腸と同様に、インスリンやグルカゴンといった「ホルモン」を分泌することで、細胞や肝臓に働きかけ、血糖値を調整する役割も持ちます。

 

両者の共通点は、生きるために必要な栄養素を、食物から分解して得るために、ホルモンを分泌しているというところ。

● 「ヘルペス」

ヘルペスは、ウィルスにより感染し、発症します。直接の接触や、食器などの、物への接触によっても感染する場合があるようです。

 

皮膚バリア機能や、免疫力が低下した際に発症するようで、感染していても、発症しない場合もある様子。

 

大人になってから発症した場合、高熱や、口内炎、リンパの腫れなどが伴うこともあるため、ひどくなる前の対処がポイントに。既に発症してしまった場合は、速やかに医師に相談するなどの判断も、必要かと。

 

免疫力を向上することで、発症しにくい強い体質をつくる事は、それらの予防という点で、好ましく。例えば、陰性過多や陰陽極端な食生活を避け、免疫機能を整えたり促進したりする食物や、体温を上げる手助けをしてくれる食物を、メニューに加えるなど、日ごろから、心がけたいものです。

機能別食材一覧(例)

免疫機能を整える

免疫機能の促進

体温を上げる 体温を下げる
胡麻、人参葉、あらめ レンコン、小松菜、わかめ 玉ねぎ、ニラ、人参、蕎麦、葛、稗(ひえ)、玄米、味噌、醤油、たんぽぽ  きゅうり、キャベツ、生姜(一時的に上げるが、その後下げる)

● 口角の黄色いできもの

口角が、かさぶたのように固くなっている場合は、主に、油脂の過剰と動物性蛋白質の過剰による消化器官(主に十二指腸)の弱りが原因、と言われています。

 

また、相談されたような黄色い吹き出物の場合、胆汁の分泌が異常になっている可能性があり、肉、卵、脂ののった魚、チーズなどの過剰により、飽和脂肪が過剰になっていることを示すよう。こちらも、お心当たりは?

 

何にせよ、人により、それぞれの許容範囲が異なるので、他の人と同じ量を摂取したとしても、この手のSOSが出る人と、全く平気な人も。

 

これらの症状が出た場合は、前の日に食べた、最近食べたメニューを振り返り、原因となっていそうなものを、今後、自分の許容範囲を越えないよう、食べすぎないように気をつけましょう。

 

ちなみに、脂肪の燃焼を手助けしてくれる食材は、下表をご参考ください。

脂肪の燃焼を助ける食材
 菊芋、白菜、人参、カボチャ、栗、胡麻、きくらげ、皮つきハトムギ

参考書籍

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