目尻のシワ

● そもそも、シワの原因は?

「目尻のシワが気になり始めました」

というお声をいただきまして。

 

そもそも、シワはどうしてできるのでしょう?

 

「老化です」と片付けるのは簡単ですが、女性なら誰しも、できれば、シワが少ない状態で、なるべくツヤツヤしたお肌のまま、歳を重ねていきたいと思っていることかと。最近ではそう思う男性も多いのかしら・・・?

 

ある程度のシワは仕方ないとしても、それを更に加速させるようなことをしていないか?チェックしてみましょう!

 

そもそも、シワは、皮膚がかたくなり、弾力がなくなることで現れ始めます。

同年代で、シワの多い・少ないの差がある場合、内臓の弱りの違いが関係している可能性が。内臓が弱ることで、皮膚の再生がスムーズにできず、老化が進むという流れに。

 

消化器官を弱らせたり、皮膚をかたくする原因としては、

いろいろとありますが、マクロビオティックの望診から診ると、以下のようなものが挙げられます。

  • 動物性食品の過剰(食べすぎ)
  • 塩分過剰
  • 加工食品、インスタント食品による添加物の過剰
  • 砂糖やアルコール類など陰性食品の過剰

お心当たりは、ありますか?

● 目尻にあるのは、胆系の経絡のツボ

また、部位で診ると、目尻のあたりには、「瞳子(どうし)りょう」という胆経のツボがあります。

目尻から親指1本分外側にある、くぼんだ部分です。

 

このツボを刺激することで、目の疲れなどを和らげると言われています。

目を酷使するような仕事をしている(パソコンの前で長時間作業する仕事など)場合も、このツボを時々軽く押してあげることをオススメします。

 

また、胆系の経絡上にあるということから、肝臓や胆嚢を酷使している可能性も考えられます。

 

ところで、胆嚢や肝臓の働きは?というと、

肝臓は、胆汁を休みなく分泌し、それらを胆嚢に貯えておきます。

胆嚢は、食事で刺激を受け、胆汁を十二指腸へ排出することで、食物に含まれている脂肪を消化する働きを助けます。

● シワのできる部位について

主に額にできるシワは、顔の部位でも陰性寄りの部位なので、甘いもの・果物・アルコール類などの過剰。

眉間にできる縦シワは、食べすぎや脂肪の過剰。

ほうれい線などの陽性寄りの部位にできるシワは、動物性食品や塩分の過剰

が原因ではないか?と言われていて、肝臓の弱りが考えられます。

 

残念ながら、目尻のシワについては、私なりに探してみましたが、詳細がありません。私一人の限界を感じる昨今でもあり。とても申し訳なく。

 

個人的な予想としては、これらの部位や食物から予測すると、目尻のシワは、肝臓・胆嚢に負担をかけるような脂肪や加工品の添加物過剰による、内臓の弱りからきているのではないか?とも思うのです。また、目を酷使する仕事をしている場合は、それにより、逆に、肝臓胆嚢に、更に負担をかけている可能性も。

 

仕事柄、目を酷使しやすいという場合は、1時間に1度など、定期的に目を休める時間を設け、それにより負担をかけすぎている内臓を、解放してあげることをオススメします。

 

お心当たりのある場合は、油脂分の多い食品や、加工品の摂取を控え、油脂を溶かしてくれる食物(下表参考)を積極的に食事に加えることをオススメします。

油脂を溶かしてくれる食物

トマト(暑い季節以外は体を冷やしすぎるので注意)

ジャガイモ

きのこ類

大根・切り干し大根

▼参考書籍

お試し【預診タイム】は、8月も行います。スケジュールは、しばらくお待ちください。