備蓄したい食料でもおすすめ！腸内環境を整える「発酵食品」をつくろう ～便秘対策と美肌効果にも期待～

今年の2月も、「玄米麹」を使って、手前味噌を仕込みました。

理由は、買ったお味噌より、美味しすぎて、またこんな味噌を食べたい！と思ったから（笑）自画自賛です。

「手前味噌」という言葉は、各家の味噌自慢が絶えなかったことからできたようですが、その言葉の由来も納得な体験でした。

今回は、「麹」を使った発酵食品について、書いてみようかと。

なぜならば、発酵食品が家に１つあるだけで、以下のような場面でとても役立つから。

• 白いご飯しかない！
• なるべく長持ちして、且つ身体に嬉しくてそれなりに美味しい食べ物を備蓄したい
• 肌荒れが習慣化している
• 便秘がち

しかも、春のまだ涼しい季節であれば、冷蔵庫なしでも保存できる優れものでもあるから。

世界中の人が、ウィルス対策で、

家の中に閉じこもることを強いられています。

・極力外出を控えている
＝1人、家族と過ごす時間が多い

・買い物もなるべく控える
＝そこにある物で生活し、なるべく長持ちするものを入手する必要がある

・自由に動けないが、時間がある
＝今までやれなかった重要だけど急がないことに時間を割ける

・職場に足を運ばなくなった
＝家に居る時間が長くなった

これは、麹を使った発酵食品を作るだけの時間と環境ができたとも言えます。

私が麹を使った発酵食品をオススメするのは、次の2点から。

１つは、「あさがお」の成長絵日記を書かされた頃のような、自分で作ることで出来上がるまでの経過を、自分なりに楽しめること。

2つは、「発酵」するまでの「待ち時間」が必要で、その時間が長いほどに、成果物に対する愛着を感じるのと、何よりも買って食べていた食品よりも「美味い！」と感動したから。

そのうえ、肌がきれいになってきたことを実感しているからでも。

ただし、私の場合は、甘い物やアルコール類が辞められていないため、完璧な改善には繋がっていません（苦笑）

麹を使った発酵食品のメリットを3つ、お伝えすると

1. 麹に含まれる「オリゴ糖」が、善玉菌に吸収され腸内で活発に活動・繁殖することで、腸内環境を整え、免疫力UPに
   
   
2. 麹に含まれる「消化酵素」や「ビタミン類」で、炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復を促すほか、皮膚や髪、爪などの細胞の再生を促すため、たるみやシワ対策に
   
   
3. 麹に含まれる「コウジ酸」が、シミの原因となるメラニンの活性化を予防し、シミやソバカスの発生を防ぐ

そうです！肌荒れで悩んでいる女子に、嬉しい食品なのです。

ウィルス対策で、外に出られない、家にこもることが多い、このタイミングだからこそ、麹を使った発酵食品を作ってみましょう！

麹を使った発酵食品があることで、食卓が少し潤うだけでなく、腸も肌も元気にしてくれるのですから。

まず手始めに、混ぜて水を入れて10日程度待つだけの「塩麹」を作るところから、チャレンジしましょう！

→塩麹の作り方についてはinstagramにてどうぞ

【預診タイム】を受けてくださった方の中で、特に2～30代の女子に多い悩みが、「顎のニキビ」「フェイスラインのニキビ」。

同時に「便秘」に悩んでいる人も多く。そして、便秘の対策として、「ヨーグルト」を欠かさず食べているという方も多くいらっしゃります。

確かに、「ヨーグルト」も乳酸菌を摂取し、便秘の改善を目指すための一つの手段です。

でも、【預診タイム】の講座の中でお伝えしているとおり、体内事情は「十人十色」です。他の人が成果の出ている「便秘対策」や「ダイエット方法」でも、自分に当てはめた際に、必ず同じ様な成果が出るとは限りません。

→2種類の便秘についてはこちらもどうぞ（5分程度の音声Youtube）

試してみて、成果が出なかったり、外に何かしらの体調不良やニキビなどの身体の中からのSOSが消えない、更に増えたなど。もしかすると、現在のご自身の身体に、合わない可能性があります。

乳酸菌の良し悪しに、動物性・植物性は関係はありませんが、乳酸菌以外の部分にも視野を広げてみましょう。

例えば、ヨーグルトやチーズなどの乳酸菌は、乳糖メインの栄養豊富な環境を好むため、それらの食品を毎日食べることで、乳酸菌以外に、それらと一緒に必要以上の栄養を摂取してしまい、それらの過剰な栄養が老廃物と化して、体内に蓄積してしまうという流れを作っているとも考えられます。

その場合は、一度、それらの摂取を控えて、植物性の乳酸菌でもある「麹」を使った発酵食品に（例えば、菌が活きている味噌を使ったお味噌汁を飲むなど）切り換えて様子を見てみましょう。

家の中に閉じこもっていた方が良い「今」だからこそ、普段労わってあげられていなかった自分の身体と、真正面から向き合い、試してみることをオススメします。