忙しくて、身体に優しい食事をつくる時間がない・・・そういう女性も多いと思います。仕事と家事を両立するには、両者の時間の割り振りがキモ、というのは現代を生きる女性にとって共通の課題でもあります。

 

そういう方のために、ここでは、ある程度調理されている食品や、それらを作るために使った食品をご紹介させていただきます。(随時追加予定)

 

以下のブログ記事もご参考ください。

味噌のはなし

気付くと買っているもの

どこで買えますか?

情報が沢山ある中で、それに踊らされすぎないよう、且つ、良い物もあれば悪い物もあるのが常で、悪い物を全て排除すればそれで良いという事ではない、という前提も忘れることなく。知った上で、量や回数、それらの消化を考慮して、意識して食べることが、ものすごく大事な時代ではないのかな?と思う昨今です。

知るための書籍も、ご参考までに。


● オススメ食品

【胃腸】の弱い人にオススメ★★★

胃腸が弱い人の栄養補給に、

常備しておきたい玄米粥

甘い物を欲したらお菓子に手が伸びる前に、

有機玄米あま酒

雑穀の中でも小さい稗は、

雑穀の中でも陽性側の食材です。

「苦味」として肺や大腸の弱りに良いとも。

癖がない味なので、

ご飯を炊く際に1匙入れて栄養価UPしたり、

スープやコロッケの具材にもぜひ。

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小豆カボチャ(小豆南瓜)は、

「体調が悪い時は、こればかり食べていた」と

言う人がいるほど、食養の基本的なメニューの1つ。

胃の弱りから甘い物を欲する場合は、

砂糖などの人工甘味料から作られる甘味ではなく

カボチャの本来の甘味や

穀物をよく咀嚼することにより味わえる

自然の甘味を美味く摂取しましょう

アマランサスは、

雑穀の中でも栄養素やミネラルがピカイチ。

直径が数ミリ程度の

ものすごく小さい粒の雑穀。

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キヌアも、

海外から輸入されている雑穀の1つ。

日本で言う「きび」のような大きさ。

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粟(あわ)は、

雑穀の中でも、

胃のみならず膵臓(脾臓も)の弱り、

糖尿病予備群の方に特にもオススメ。

ご飯を炊きこむ際に、

一緒に入れてもよし。

【冷え性】の女性にオススメ★★★★★

マニアックな説明ですが、

陰性の冷えに良いのが、

陽性な食品でもある「葛(くず)」。

葛は植物の根からできている、

片栗粉の様なとろみをつける食品

芋のデンプンを使った食品で、

葛とうたっている物が多く出回っていますが、

効能を考えるなら、少し高くても、

葛根湯(かっこんとう)としても活躍している

本葛」がオススメ。

→温州みかん葛ゼリー instagram

→リンゴの葛ゼリー instagram

大腸の弱りにも、

葛はお勧め!

許容範囲以上に体内に水分が溜まることで

発症している冷えも。

冷えと同時にむくみなどの症状がある方は、

水分の摂りすぎに注意しつつ、

要らない水分を体外へ排出しましょう!

小豆の力を借りることも、

ひとつの方法で。

便秘などの【大腸の弱り】にオススメ★★★★

大腸のお世話に。

→便と菌の話はこちらもどうぞ

菌と共生することが、

腸の生きる道?

この際、

ご先祖様たちの知恵を

ありがたくいただきましょう!

味噌を選ぶには、

菌が活きているお味噌をぜひ。

麦味噌は、

日本では比較的南の方に位置する地域の

お味噌の代表格。

やわらかく甘いその味は、

優しい塩気のお味噌汁にピッタリ!

毎日のお味噌汁の味噌として。

豆味噌

八丁味噌ほど陽性さはありません。

麦味噌や米味噌より陽性なお味噌。

米飴と湯せんで合わせると、

団子によく合う

味噌餡がつくれますよ。

→ お味噌のはなし

長時間熟成させた「八丁味噌」は

味噌の中でも陽性なお味噌。

柚子を使ったお菓子「ゆべし」も

八丁味噌でつくります。

→ ゆべしの話はこちら

→ お味噌の話はこちら

こうじ菌を使って、

発酵食品を自分で作るのもオススメ!

もろきゅうを自宅で食べたいな・・・

そうお考えの方は、

ひしおのはなし」で自家製味噌

作ってみてはいかがでしょう?

ものすごく簡単に、

誰でも美味しくつくれます!

ただし、

できあがるまで「時を待つ」必要が。

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【肉食をベジへ】切り替えた人にオススメ★★★★

栄養価や効能は日本の「小豆」に匹敵

またはそれ以上?

マクロビオティック創始者の桜沢先生も

絶賛していたと言われている「ひよこ豆

その昔、日本人のタンパク質補給に

欠かせなかったのが「大豆」。

ありきたりと思わず、

新しいメニューとして食卓に並べてみるのも

おつなことかと・・・

小麦のグルテン(タンパク質)から作られた

お肉のような触感の食品。

既に昔ながらの製法で作られた

美味しい醤油で味付けされているので、

すぐ使えてとっても便利セイタン

【砂糖の代わりに】キッチンに常備したい甘味料★★★

照りを出す和菓子に便利。

みたらし団子の甘味に、

クッキーの照りをつけるための甘味として、

リンゴジュースに溶いて使うもよし。

べっこう飴のような粘りのある米飴は、

ご飯を発酵させて作る甘味料。

温かい料理やお湯に溶かして使います。

メープルシロップは、

日本産ではありませんが、

カナダの寒い地域に育つカエデから採れる

自然の甘味。

北国の白神山の名がついている

自然酵母の白神酵母と相性が良いようです。

実は甘味を出すには、塩梅が。

いつも使う「お塩」が大事な甘みに。

一つまみのお塩が、

玉ねぎや人参やゴボウや玄米などの

甘味を引き出します。

塩梅がわかるようになれば、

あなたもベテランシェフかしら・・・

クルミを挟むだけで、

赤ワインのおつまみにも。

ローフードでお馴染み?のカカオニブを挟めば、

クリーミーとまではいかないにしても

チョコレート風味を味わえます。

甘すぎず、酸味のない中東のおやつ。

きざんだものを

小豆と一緒に煮込んで

小豆の甘味にもとても良く合います。

クッキーに加えるお砂糖代わりに。

豆腐でつくるアイスクリームの甘味に。

重宝いたします。

小豆の甘味を出すために、

煮込んだ小豆に混ぜたり、

レーズンボールとして

マクロビクッキー生地にレーズンを

くるんで焼き上げるもあり。

昔の日本人は、

小豆を食べる習慣を大事にしていたのだとか。


その他のオススメ食材

蕎麦の実は、軽く炒ったものを出し汁で茹で、味噌汁やすまし汁、その他スープの具材として使えます。煮汁にルチンを多く含むので、煮汁まで飲めるスープがおすすめ。

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喉の痛みや咳が出始める秋から冬にかけて旬なレンコン。これが、気管支の調子を整えてくれます。その粉がコーレンです。

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▼ 麦でつくったお肉「コーフー」

小麦からとれる「グルテン」を使った食品。肉団子やトンカツの代わりに使えます。グルテン粉から自分でつくれますが、手間と時間がかかるため、それらがとれないという場合は、ご活用ください。

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▼甘味料 甘酒

冷たくて甘いスイーツを作りたいと思ったら、甘味料に甘酒をお試しください。ミキサーでマッシュしたものを入れると、よりマイルドな舌触りになります。麹でできた甘酒は、ビタミンB群が豊富で、夏バテを防ぐ効果も抜群です。

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秋の季節が一足早く到来する秋田地方で盛んにつくられる、粘りが強く弾力性に富んだお米です。

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そば粉は、そばを作るだけではなく、昔懐かしい「そばがき」や、そば粉のケーキとして使えます。

最近飲みすぎている、肝臓が弱っているかも?と感じている方におすすめ。

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▼ グルテン粉 (コーフーの材料)

コーフーを自分でつくる!そう決意した方は「グルテン粉」からどうぞ。

グルテンは、お米にはない麦ならではのタンパク質です。水を混ぜた時の粉のまとまる過程が不思議で面白いので、調理する際には、お子様とご一緒にどうぞ。

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▼甘味料 もち米飴

お米からできる甘味料には、米飴もち米飴の2種類あります。どちらも粘りがあり乾物を扱う場合には向いていませんが、味噌や醤油などに湯せんで混ぜることで光沢のある甘味噌や甘みのある醤油ができます。

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お米の種類の中でも「ササニシキ」は東北を代表するお米の品種。昭和~平成にかけて栽培されましたが、冷害により採れない時期があり、昨今ではあまり聞かない品種となりました。粘りが少なくあっさりとした食感です。

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越前で栽培した「ひのひかり」です。中国・九州地方で良くとれる品種で、小粒で丸い粒が特徴です。

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● ひとり、想うこと

本来は、身体に優しい食事を作るための「時間をつくる」ことからはじめて、「つくる姿勢」を学ぶのがベストです。

 

なぜならば、料理をつくっている間に、本人が無心になれることと、食材と対話する素敵な視点に気づかされるからです。

 

人間にもそれぞれ個性があるように、食材にも、時期により、または採れた場所により、品種により、育てた人により、様々な形や匂い、色や味があります。その様相を見極めながら、おいしくいただくためにどんな道具を使い、どんな調理をするか、調味料をどのくらい使うのかなど、料理をする基盤が食材に託されています。

 

また、自分や家族の体調に合わせた料理や調理は、どうすれば良いのか?そんなことを考慮しながら、今日の食事をつくることができるようになったら、食養を極められたと言えるのではないでしょうか。

 

残念ながら、私はまだまだ修行が足りず、そこに至っておりません。また、完全にそれだけを食しているわけではありません。最終的に、家族や自分の健康を守っていける、そんな食事をつくれるようになるのが、昨今の私の目標でもあります。