● 三大死因は、がん、心疾患、脳血管疾患
日本人の三大死因は、がん、心疾患、脳血管疾患だということはここ何年か変化はないようです。
男性は、胃がん、肺がん、大腸がんの順で患者数が多く、女性は、乳がん、大腸がん、胃がんの順になっています。
死因の1位は、男性は肺がん、女性は大腸がんです。
日本の生活習慣病の患者数は増加してるので、国民医療費の負担は膨らむ一方ですね。
これらの生活習慣病が増える背景には、食の欧米化と外食の増加、食の簡便化があります。
欧米化は、ご存じのとおりですが、外食と簡便化は、男女共に忙しい時代のため、食事に時間をかけ辛くなっていることが大きな原因の1つでしょう。
例えば、男性の肺がんは、たばこによる影響が大きいのですが、女性の死因第1位である「大腸がん」は、脂質の過剰摂取や食物繊維の摂取不足によるもので、何をどれだけ食べるのか?ということがいかに重要なことなのかがわかります。
乳製品や脂質の多い魅惑のスイーツが、いたるところに散乱していますので、それを観て見ぬふりをするというのは容易ではないことも確かです。
また、外食が多くなるとどうしても野菜の摂取不足になりがちです。洗って食べるだけの簡単な食材でありながら、腐りやすいという特徴から、自宅に買い置きすることを躊躇する人も多いかと。
最近の傾向で良いものとしては、スムージーがはやっていること。食物繊維を摂取しようと試みている女性が増えていることは良い傾向にあると思います。
ただし、生野菜やオレンジなどの南国のフルーツは特に、マクロビの陰陽でいうと、極めて陰性ですので、身体の体温を下げる役割を持ち、免疫力の低下につながる可能性があります。
摂取しすぎないようにすることと、摂取する季節を選ぶように心がけましょう。
また、野菜の調理の仕方次第で、身体に優しい中庸に近い状態にすることができます。
食の欧米化が悪いということではなく、それは日本人の体力増加と、高血圧症や胃がんの減少をもたらしているという良い結果もあります。
ひとえに何がダメで何が良いというのではなく、何にせよ「バランス」が大事なのだということなのでしょう。
また、虚血性心疾患の原因は、動物性脂質の過剰摂取やコレステロールの過剰摂取、エネルギーの過剰摂取など、とにかく摂取しすぎることによるもの。
食べる量もほどほどに、満腹中枢を刺激できるように、よくかんで食べるというのがポイントのようですね。
よく噛むことが前提の穀物である「玄米」は、そういった現代食に時々でも追加して欲しい食材です。
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