Would you like wild rice?

● Wild Riceとは?

Wild Riceをご存じですか?

 

4年前に、Bioアナリストの講座で、野草の先生が、田んぼのビオトープ近辺に生えているこれらを見つけて、とても喜んでいたのを記憶しています。当時は、先生、何をそんなに喜んでいるんだろう?そんなに貴重な、または美味しいものなのかしら?と。

 

Wild Riceは、イネ科の雑草の1種で、日本語では「マコモ」と呼ばれています。先日数駅手前の商店街の八百屋さんでこの一部「マコモダケ」に遭遇しまして。

 

思わず買ってしまいました。

 

調理の仕方もわからなかったので、ネットで検索して、素焼きしたものにお塩を付けて食べてみました。

 

これが「美味い」のです!

 

タケノコよりやや柔らかめの食感で、中は真っ白。弾力性があるにも関わらず歯触りがしゃきしゃきしていて瑞々しく。

 

いわゆる「雑草」と呼ばれる類の植物ですが、巨大な稲のような風貌で育つと2メートルを超えるものも。中国をはじめ、アジアで食されていますが、インディアンはこの種の部分を食べたそうで、その部分をWild Riceと呼んだそうです。

 

私が食べた膨らんだ部分は、なんと、黒穂菌(くろぼきん)が寄生して膨らんだ部分らしく、この菌が成熟すると墨のように真っ黒になり、その昔、これを歯に塗って、お歯黒にしていたそうです。お歯黒は何を塗っているのだろう?と思ってはいましたが、マコモダケに寄生した菌を使って色を付けていたなんて、意外過ぎて面白く。

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スライドは、リマカフェ弁当のベジミート餃子丼と、毎度の我が家の玄米おじや(サツマイモと菜花バージョン)

これがマコモダケ。
これがマコモダケ。

● 雑草を馬鹿にすることなかれ・・・

最近よく思うのは、「雑」という文字が付いている植物こそ、実はものすごくバランスの取れている最上級の食物なのではないか?ということ。

 

人間も、雑学王の方が話していて面白いですし。私のように知識や雑学がなさすぎる人は、隣にいてもあまり面白みを感じてもらえず(涙)

 

マクロビオティックでも、玄米をきらした場合は、白米に雑穀を入れて炊くことで、白米をそのまま食べるよりはバランスが良いと教わりました。

 

あの小さな粒の中に、いろんな栄養が詰まっていて、粒1つ1つがバランス良くできているのです。

 

雑草でいうと、自然療法に「スギナ」の生命力を借りたり、「ドクダミ」の力でデトックスしたり。

 

「マコモダケ」も、古事記や万葉集の時代から食べられてきた雑草です。旬な時期は夏~秋にかけてのようですが、私の中で、旬な時期に出会ってみたい植物の1つとなりました。

信州 松代みやざき農園さんでは、何やら黒豆ヤーコン茶が。

ヤーコンは、腸まで届く糖質を持ったほんのり甘いお野菜。サツマイモのような形をしていますが、サツマイモのそれよりジューシー。そのヤーコンの葉の部分を使ったお茶。

陰陽五行でも冬の色は黒。黒豆の季節です!冬~春にかけてマクロビアンにも喜ばれる黒豆茶。ノンカフェインで、冬の喉に優しいお茶はいかがでしょう?

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