同じお米なのだから、白米を食べるのも、玄米を食べるのも同じではないのか?
むしろ白米の方が美味しいからみんな食べるのでしょ?
確かにそのとおりかもしれません。
玄米も白米も美味しいことには変わりありませんから。
ただ、美味しいと感じる部分やタイミングが異なるようです。
白米の場合は、あまり噛まなくても口に入れた後すぐくらいに美味しいと感じ、口の中ではすぐ、なくなってしまいます。
玄米はというと、皮が付いたままのため、飲みこめるまでの柔らかさにするには、噛み砕く時間が必要で、白米を食べる時より、食べる速度は遅くなります。また美味しいと感じるのもある程度噛みしめてから。
栄養素で見ると、やはり、皮までついた玄米の方がかなり豊富な状態です。
→ 白米と玄米の栄養素の違いについて(他社のサイトが開きます)
マクロビオティックでは、食物を丸ごといただくことをすすめていて、これを
「一物全体」と言っています。
一部分を削って食べるのではなく、そもそもバランス良く育っている皮つきの粒を丸ごと使うことが、体内のバランスを整えられる秘訣かもしれませんね。
穀物にかぎらずお野菜もなるべく皮をそがずに食べます。
右上の写真は、ハトムギを皮つきを丸ごと使った、オレンジとハトムギのおやつ。ハトムギを炊き込むのに時間がいるのですが、できるとすぐなくなってしまいます。
みかん好きな相棒にも、このデザートは高評価をいただいております。
特にハトムギは、肌荒れや乾燥肌に良く、女性にとって、美味しく綺麗な肌になるための嬉しい食品でもあります。
つるっと喉ごしのよいそうめんやうどんやそばといった、粉を使った食事になりがちですが、皮つきのままの穀物をうまく調理して、夏バテ知らずの体を保つよう、工夫が必要そうです。
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