気付くと買っているもの

写真左は、小麦粉の車麩。写真右は、全粒粉の車麩。色や形がこれだけ違います。現代人は左を好む傾向に・・でも、私は、素朴な旨味を感じる右が好み。

●どんな食品を買っていますか?

【預診タイム】で、またまた、そんな質問を受けまして。マクロビオティックを少しかじっている人や、健康的な食生活に目覚め始めた人が、なんとなく疑問に思ったり、迷っているところが、ここなのではないかな?と思いまして。

 

完全ではないにしろ、玄米採食なマクロビアン生活が長いと、最初のころは、美味しいと感じずに、無理やり買っていた食品でも、

 

  • いろんな場面で使える
  • コストパフォーマンスが良い
  • 何度食べても飽きない深みのある味
  • 他と比べて違いが歴然

 

といった食品は、引き続き買ってしまうものでもあります。

 

ということで、私の好みの食品とはなりますが、今回は、ついつい買ってしまうマクロビ、ベジ食品についてを書いておこうかと。

● 味付きなので、すぐ使えるし、場合によっては火を使わなくても

その昔、私が美味しいと感じていたお肉やお魚類は、実際に目を閉じて食べてみると、実はその歯ごたえや、味付け、香辛料などの香りや、食べる場所や雰囲気による影響が大きく関わっているようで。

 

例えば、お肉の代わりに、大豆ミートを使ってみたり、コーフーという小麦のグルテンを使って作られた食品を、同様の味付けにして食べてみたりしても、美味しいと感じられたのは、マクロビオティックを学び始めた初期の頃。

 

とは言え、失敗も盛りだくさんありまして(苦笑)。失敗の原因は、下ごしらえをしっかりやらなかったこと。

  • 大豆の青臭さを消す作業
  • 精進だしをしっかりとる作業

など、それらを美味しくいただくための下ごしらえは、何事もスピーディーな現代にとって、その時間を作ること自体が、しんどく感じる事が多く。

 

私の場合、「ああ、あれ食べたい!」と感じた先から作る、あまり良くない癖があります。仕事の合間に、気分転換も兼ねて、「さあ作るぞ!」となることが多いのですが、大豆の青臭さをとったところで、または昆布と椎茸の「お出し」をとったところで、予定していた調理時間が終了となることもよくありまして。「これが食べたい!」けれど、「それをつくる時間がない!」というタイミングも多く。

 

そんなときに、我が家で重宝しているのが「セイタン」。

 

小麦のグルテンを上手に使った、お醤油味のひき肉のような食品です。

使っているお醤油が、無農薬でかつ昔ながらの作り方でじっくり作られたものなので、それだけでも美味しく。既に醤油味のついたひき肉の代わりとして、使います。コロッケのひき肉代わりにも使えます。

 

例えば、夏、暑い季節に、温かい玄米ご飯が美味しいと感じない時は、冷蔵庫で冷やしておいた玄米ご飯にセイタンを砕いて混ぜ、白ごまやゆで豆、パセリやセロリ、人参の葉など、お好きな野菜やお豆と混ぜて、「玄米ご飯のチョップドサラダ風」なメニューにアレンジしたり(写真ご参照)。火を使いたくないくらい暑い季節に、切って混ぜるだけの簡単玄米ごはんとして、重宝します。

 

使用上の注意点は、濃厚な醤油味が既についていて、長時間煮込んだ食品のため、陰陽で見ると、かなり陽性寄りの食材です。あらためて火を加えなかったとしても、肉や魚のおかずと一緒に摂取するのは、陽性過多となりバランスを崩します。

 

玄米も含め、「身体に良さそうだから」というだけで、自分の身体の体質や体調を考慮しなかったり、食品の陰陽のバランスを考えずに摂取したり、それだけ食べていればそれでOKといった極端な食事にならないよう、ご注意ください。

こんなふうに、瓶詰で売られていて、1個400円程度。「お肉」と思えばさほど高くない価格かと↓↓↓

売り切れちゃうと自分が困るので、本当は内緒にしていたい一品はこのブイヨン↓↓↓

2つ並んでいると、ついついこちらを選んでしまう「全粒粉」でつくられた車麩は、こんなパッケージで売られています↓↓↓

目の下のクマや、くすみ、アゴのニキビが気になる方のための★冬限定★【預診タイム2】は2/23(土)14:00~16:00


● 嚙みしめるほどに味がある!その「雑味」が、癖になる・・・

マクロビオティックの食養の考え方のひとつに「一物全体」というものが。

 

糠を削ってしまった「白米」ではなく、玄米を推奨しているのも、その考え方が根本にあるから。

 

→ 「一物全体」については、こちらの記事もご参考ください。

 

特に「粉」にしてしまった小麦粉や米粉などは、「粒状」のものを使うより、酸化が進んでいるため、食養という観点からはお勧め食材ではありません。とは言え、現状、粉製品は多種にわたり、食材として重宝しているのも事実。使う場合は、できれば、大量生産するために、または遠くへ運ぶために「薬」を使っているものより、無農薬でその粒がまるっと入っているものを選ぶのが、バランスが良く。

 

小麦粉製品の場合、無農薬で且つ国内産の小麦の全粒粉でできたものがお勧めです。

 

マクロビの食材として、よく登場する小麦粉製品の1つに、車麩がありますが、これも全粒粉を利用したものと、そうでないものとでは、価格も色もサイズも味も、微妙に異なります。

 

現代人の主食が白米になっているように、精製した食品は、雑味が少ないので、様々なおかずと一緒に食べるのに適したものでも。

玄米は、白米の上に糠が覆っている状態の粒のため、独特の臭みや雑味が含まれた食品。よく噛みしめることで、その味の深さが堪能できたり、栄養価が高い分、少量で、プラスおかずがさほどいらない食材となります。

 

小麦の場合も同様で、精製された小麦粉より全粒粉の方が栄養価が高く、雑味が多いもの。マクロビオティックな食生活を継続していくほどに、その食材そのものの旨味を感じやすくなるせいか、白米より玄米、小麦粉より全粒粉を好む方向に傾き始めます。

 

昔、臭い、美味しくないと感じていたものが、やっぱりそのものの味の方が、美味しいし味があると感じ始めると言いますか・・・

 

そのため、車麩ひとつとっても、全粒粉でできている、他社であまり作られていないものの方が、味があって美味しく感じてしまう今があります。

 

2つ並んでいれば、お財布が寂しくない限り、全粒粉でできたものを選んでしまう自分がいます(笑)

→ 全粒粉でできた車麩はこちら

●忙しいマクロビアンの強~い味方!

正直申しますと、

  • タマネギを一つまみのお塩で、ていねいに炒めることで、
  • えのきだけを一つまみのお塩で、ていねいに炒めることで、
  • 干し椎茸を少しの間、沸騰したお湯でゆでることで、

旨味を引き出せることは、承知の上ですが、その時間すらない!そんなタイミングも多々ありまして。

 

調理する時間がないのに、お腹が空くのはほぼ定期的。食いしん坊な私にとって、お腹が空いたときに食べられない時ほど、集中力が欠けること極まりなく(苦笑)

 

という時に、嬉しい一品が、これもオーサワの野菜ブイヨン。本当は教えたくない1品かも・・・

→野菜ブイヨンはこちら

 

ゆでたスパゲティーに混ぜて、塩をふるだけでも、美味しい一品に!

丁寧に作られたそのブイヨンは、相棒にもとっても喜ばれる1品です。

スープにも、麺類にも、チャーハンにも、ベースの調味料として、超オススメ!なので、欠品になると困るため、本当は、あまりお勧めしたくないのが本音かな(苦笑)

 

その他の食品もありますが、とりあえず、今回はこの辺にて・・・

夜更かしが多い昨今ですが、日が短い、冬の間は、「早寝遅起き」が許される季節なのだとか。素敵な夜をお過ごしください。

お試し【預診タイム】は、2/23(土)10:00~12:00 有楽町線・副都心線 小竹向原駅 3番出口から徒歩10分

2/23(土)14:00~16:00は、冬限定【預診タイム2】~目の下のクマ、くすみ、アゴのニキビが気になる方へ~